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2008年7月の22件の記事

2008年7月31日 (木)

プロヴァンス・ファッション

2008年7月20日から2009年1月24日まで、南仏グラースにある「プロヴァンスの衣装と装身具博物館Musée Provençal du costume et du bijou」で、プロヴァンスファッションの展示を行っています。

この博物館は1997年に開館し、18世紀から19世紀における優雅なプロヴァンスの衣装や装身具を中心に収蔵しています。本物の宝石やプリント模様の布などが収蔵されているそうです。

この展示では、Hélène Costaのコレクションのうち美しい花柄の衣装など15点を見ることができます。


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この博物館はもともと、カブリ公爵夫人という女性の邸宅だったそうです。
香水の町グラースにあるかつての貴婦人の邸宅で、美しい衣装に囲まれるという、異次元の世界に導いてくれそうな場所です。


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花と布。
"Des fleurs et des étoffes"
http://culture.france2.fr/mode/expos/45314000-fr.php

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2008年7月30日 (水)

ロゼワイン

ロゼワインは長い間、友人たちとピザを食べるようなときには最適なワインだとされてきていたようですが、ここ5年でフランス国内においてぐんぐん売上を伸ばしており、ワイン醸造を行う地方の関心を集めています。

エクス=アン=プロヴァンス丘陵組合のMichele Naslesは、この成功について「とりわけ消費者の趣向が変わった。より軽めのワインが求められている。」と説明し、「ロゼワインはアペリティフ(食前酒)としてとても良く、タパスやあまり形式的でない食事ととても合う」と付け加えました。
また、CREVR(ロゼワイン研究実験センター(le Centre de recherche et d'experimentation sur le vin rosé)のワイン醸造学者で研究者、センター長でもあるGilles Massonは「ロゼは赤ワインとの隔たり」とし、「人々は赤ワインに強く惹かれており、赤ワインを飲むためには賢くなければならないと思っている。ロゼはその劣等感から解放してくれる。」と言います。


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ロゼワインはかつて「田舎者が飲むワイン」と言われていましたが、最近では少し事情が変わってきました。
ピンクの色味と軽い味わいは馴染み易く、ワイン離れが進むフランスにおいて人気が上昇しているようです。
少し前にご紹介した『神の雫』にはロゼワインは登場するのでしょうか。


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ロゼワインは危機知らず。
Le vin rosé ne connaît pas la crise
http://fr.news.yahoo.com/afp/20080729/tcu-vin-viticulture-prev-0b4785e.html

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2008年7月29日 (火)

フランスで雷雨

フランス気象局は月曜夜、「オレンジレベル」(4段階ある気象レベルの3)の雷雨がフランス中部から北部20県を襲ったということを発表しました。
フランス気象局によると、これらの雷雨は激しい突風、雹をともない、雨も強く、雷は場所によっては非常に大きなものだったそうです。
中央山塊マスィフ・サントラル地域は「警戒の黄色レベル」(4段階中2)で、雷雨は局地的に強まりました。
この激しい雷雨は局地的に深刻な被害を引き起こす可能性があるため、当局は住民や旅行者に電話の使用を避けるようになどの特別な慎重と警戒を呼びかけました。


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荒れる自然を前にしては、人間はどうすることもできないのだと昨日感じました。

ちなみに昨日の神戸を襲った雷と豪雨についてフランスでも話題になっているようで、写真つきで説明されていました。金沢や京都についても報じられています。↓
http://fr.news.yahoo.com/afp/20080728/tsc-japon-inondations-morts-3elead-c2ff8aa.html


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「オレンジ」警報、フランス中部から北部の20県に雷雨。
Alerte "orange" aux orages pour 20 departements du centre au nord de la France
http://fr.news.yahoo.com/ap/20080728/tfr-meteo-alerte-orages-56633fe.html

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2008年7月28日 (月)

南仏で牛が逃亡

先週土曜南仏で、20頭ほどの牛が囲いから逃げ出してしまいました。
牛たちは闘牛ではなく角も切ってあるということですが、体重が200㎏もある牛もいるため、住民や観光客にはもし牛に出会ってしまったら近づかないようにと呼びかけられています。
20人の憲兵、15人の消防士、警察官や牛の飼育者らが土曜から逃げた牛たちを一頭ずつ捕獲することを試みています。


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日曜の時点ではまだ何頭かは捕獲できていなかったようです。
近隣の人も不安でしょうし、また逃げ出した牛も不安な気持ちを今ごろは抱いているかもしれません。


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雄牛たちが逃亡して…
Des taureaux camarguais en cavale...
http://info.france2.fr/france/45245754-fr.php

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2008年7月25日 (金)

フランスの柔道

北京オリンピック開幕の日が近づいてきています。

かつてフランスは柔道競技で、アトランタとシドニーのオリンピックで勝利を収めましたが、その後のアテネオリンピックではメダルを獲得することができませんでした。その原因は技の判定の微妙さにあるとフランス柔道連盟のJean-Luc Rougeは見ており、そのため明確な「一本」を増やすことが必要だと考えています。
元柔道家のBrigitte Deydierは「女子は選手全員がメダル獲得圏内にいると思いますが、メダルはまだ手中にはありません。獲得している者は誰もいません、探しにいかなければ。」と可能性を示しています。


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北京オリンピックでは、あらゆる競技において判定に泣かされる選手がいないような結果になってほしいと思います。

実はフランスは柔道大国なのです。
地域の小さなクラブなどでも「ジュードー」クラブがあります。
「柔道家」という単語もどうやら定着しているようで、
男性の柔道家は「judokat」と表されています。
また、フランス語は女性を表すのに語尾に「e」をつける決まりがあります。
従って、女性の柔道家は「judokate」になります。


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オリンピック競技:フランスの柔道、メダルへ向けて再出発。
JO: le judo français part en reconquête
http://fr.reuters.com/article/sportsNews/idFRGAR34639220080723

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2008年7月24日 (木)

カルラ・ブルーニ、新作の行方

カルラ・ブルーニのアルバム第三作目『なにもなかったかのように』(Comme si de rien était)が発売されてから10日ほど経ちました。
発売当初は売上が低調であると報じられていましたが、最近は高調のようで、フランスのCD販売店フナック78店舗においてランキング一位を記録しました。
フナックによると、フランス国内のCD売上の30%にもなるそうです。
ヒットチャートで一位を独占しているコールドプレイの『美しき生命(Viva la vida)』を上回る勢いです。


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発売前は左派などから批判され、また洞爺湖サミットの欠席は発売準備の為ではないかと噂されるなど、大統領夫人でありながら歌手であり続けることは楽ではないようです。
しかしその二面性こそが現在のカルラ・ブルーニの魅力につながっているのかもしれません。


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カルラ・ブルーニとコールドプレイの競り合い。
Carla Bruni et Coldplay au coude-à-coude
http://www.lefigaro.fr/musique/2008/07/23/03006-20080723ARTFIG00291-carla-bruni-et-coldplay-au-coude-a-coude-.php

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2008年7月23日 (水)

車内に置き去りにされた女の子

火曜、もうすぐ3歳になる女児が日中ずっと父親の車内にいたことにより死亡するという事故がありました。
スポークスマンによると「女児はこの朝、父親が勤める会社の駐車場にあった車の後部座席に忘れられて」いました。
車は日光に照らされる場所に駐車されており、彼女は脱水症状により死亡しました。
男性は意識のない子どもを発見し、17時40分頃に消防署に連れて行ったが蘇生することはできませんでした。父親は非常に落胆しており、妻と共に病院にいます。

7月15日にも、2歳半の男児が同様の状況で死亡する事故が起きています。
男児は父親に忘れられ、数時間中心街に駐車した車内に置きざりにされていました。通行人が車の中でぐったりしている男児を発見したそうです。


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特に夏は、車内の温度は予想以上に上昇します。
それに子どもは、例え少しの時間であっても車内に一人きりにされるのを嫌がる傾向があるようです。よくそのような状況で不安げな顔をして親が戻るのを待っているこどもや、泣いている子どもを街中でよく見かけます。
日本は昨日最も気温が高いとされる「大暑」でしたが、気温はこれからも上がり続けるようです。


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父親によって車内に忘れられた女の子、死亡。
Une fillette meurt oubliée dans une voiture par son père
http://www.lepoint.fr/actualites/une-fillette-meurt-oubliee-dans-une-voiture-par-son-pere/1037/0/262189

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2008年7月22日 (火)

フランスのiPhone事情

携帯電話の世界ではiPhoneが全国的に話題になっているようですが、
フランスでも7月17日木曜に、iPhone 3Gが発売されました。

昨年の11月に発売されたiPhoneはフランス国内において1ヶ月で7万台の売上を記録しましたが、思ったより売れ行きは良くなく、目標の販売台数に達することはできなかったようです。

さて、そのような過程を経てiPhone 3Gがフランスデビューを果たしたわけですが、現段階においては売れ行きも上々のようです。
発売して4日後に、ほぼ在庫切れの状態になってしまいました。

また、iPhoneにシャネルが登場するということが明らかになりました。
iPhoneで、シャネルのショーや商品などの最新情報を見ることができるようになります。


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わずか4日で在庫切れという事実は、人気があるからなのか、単に仕入れた台数が少なかったのか、あるいはその両方を示しているのかもしれません。

ちなみに、「シャネル」のデザイナーであるカール・ラガーフェルド氏はかつてiPod愛用者であり、今はiPhoneがお気に入りなのだそうです。


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iPhone 3G:発売後わずか4日でほぼ完全に在庫切れ。
iPhone 3G: rupture de stock quasi complète à peine 4 jours après sa sortie
http://www.businessmobile.fr/actualites/services/0,39044303,39382391,00.htm

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2008年7月18日 (金)

『神の雫』フランスでも人気

日本発のマンガ『神の雫』が、フランスでも話題になっています。
この作品はワインを主題に扱っており、このマンガの人気によって日本や韓国ではワインブームが起こりました。
『神の雫』はフランスでもGlenat社から発売されています。
フランスにおいては最新刊である第2巻は、6月末に販売されてわずか2週間で売り切れてしまったとか。
第1巻はフランスで4月に刊行され、その序文はフランスワインの専門家として名高いMichel Dovazが手掛けています。

アジアではすでに18巻まで出ている『神の雫』、フランスでは3巻が8月に発売予定です。


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『神の雫』は正確で綿密にワインの世界が描き出されている作品として評価が高く、フランスだけでなく各国のワインが登場します。
ワイン入門書としても良さそうですが、ワインを口にした登場人物たちの豊かなコメントも魅力的です。


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ワインマンガ、標的を撃つ。
Un manga sur le vin fait un carton
http://culture.france2.fr/cuisine/actu/45025556-fr.php

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2008年7月17日 (木)

食材、高騰中

フランスにおいて6月、石油と生鮮な食材の価格がよりいっそう上昇したことが明らかになりました。この6月で0.4%上昇し、1年では3.6%の上昇です。
専門家によると価格の上昇はまだ頂点に達しておらず、今後もまだ続くようです。


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最近の報道番組で、「我々は石油を食べている」という表現をよく耳にします。
石油高騰により、あらゆる食材も高騰するという悪循環は、日本においてもまだ続くようです。


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6月のフランスに、インフラの新たな急騰。
Nouvelle poussée de l'inflation au mois de juin en France
http://fr.news.yahoo.com/rtrs/20080716/tts-france-inflation-insee-ca02f96.html

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2008年7月16日 (水)

漁港に支援

ヨーロッパにおける燃料費の高騰という問題に直面している漁業関係者たちに、
救いの手が差しのべられそうです。
漁業関係者に最高20億ユーロ(約3300億円)の支援をすることが、
昨夜ブリュッセルで開かれたEUの代表者たちの会議で可決されました。
漁業関係者及び原油高騰により新たな職に就くために長期間職がなかった人たちにも緊急の支援を行うことも予定されています。


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日本でも遂に一斉休漁しました。
魚の販売価格を上げると買い控えが起こるので値段を下げるわけにいきません。
しかし燃料費高騰により、漁を行えば行うほど赤字になるというのが現状です。
緊急のこの計画が、解決策につながれば良いのですが。


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EU、漁師たちを救う緊急の計画を可決。
L'UE adopte un plan d'aide d'urgence pour les pecheurs
http://fr.news.yahoo.com/afp/20080715/tbs-ue-peche-petrole-2elead-f41e315.html

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2008年7月15日 (火)

昨日は革命記念日

7月14日という日はフランスでは革命記念日にあたり、非常に重要な日です。
今年は穏やかでない出来事もあったようですが、様々な楽しい催しがありました。

トロカデロでの花火、シャン・ド・マルスでの演奏会には約60万人が訪れました。
花火は22時45分から35分間、モーツァルトの音楽と共に始まり、プッチーニ、ビゼー、ベッリーニ、そしてガーシュウィンへと続きました。
演奏会はシャン・ド・マルスにて20時45分から22時45分まで行われ、その様子はFrance2で生放送されていました。

そして花火はマリア・カラスとルチアーノ・パバロッティへのオマージュで締めくくられ、シャイヨ宮は180ものライトで照らされました。ライトの他にも巨大スクリーンなど、このスペクタクルの装置は55万ユーロ相当だったようです。


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フランスは多くの地方に伝統的な衣装の文化が根付いており、その種類は数えきれません。
毎年大規模なパレードが行われるこの革命記念日には、ブルターニュやサヴォワなど、フランスの各地方の衣装を着た少女達も毎年招かれているようです。


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パリで花火と演奏会。
Feu d'artifice et concert à Paris
http://info.france2.fr/france/44954615-fr.php

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2008年7月14日 (月)

原因はブルカに

フランス国籍取得に関する問題です。

モロッコ人女性のFaïsa M.さんは、フランス人男性と結婚しフランスで生まれた3人の子どもの母親です。彼女は2000年からフランスで生活しており、フランス語話者です。
彼女はフランス国籍を申請したのですが、申請は認められませんでした。それは「彼女がブルカを着用しているから」というただ一つの理由によるものだったのです。

社会党の第一書記であるフランソワ・オランド氏はこの決定に賛同しており、そのことに関して「法律を制定する必要はない」としました。さらに「このような問題について毎回法を制定するようなことは避けたい」と発言しています。
また高等教育・研究大臣のヴァルリー・ペクルスも今回の決定に賛同しています。


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ブルカを被ることによって、フランス国籍取得という要求に覆いがかけられてしまっています。ブルカは宗教的な象徴として捉えられることが多く、その着用についての議論は今後も続くことでしょう。

ちなみに今日は7月14日。
フランス革命記念日でありますが、ヴァレリー・ペクレス大臣の誕生日でもあるそうです。


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ブルカ着用の為国籍取得を拒否、オランド氏はそれに同意。
Hollande approuve le refus d’accorder la nationalité pour port de la burqa
http://www.liberation.fr/actualite/societe/338543.FR.php

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2008年7月11日 (金)

牡蠣の危機

沿岸地帯によると、40から100%の未成熟の軟体門が原因不明の悪因によって死滅しているということが明らかになりました。

フランス料理からヨーロッパの牡蠣が姿を消すということは、1970年以来深刻な問題です。
70年代以降、ユイトル・プラート・ポルトゲーズ(huître plate portugaise)と呼ばれるヨーロッパの牡蠣が大量に死滅した為、日本産のクルーズ牡蠣(マガキ)がフランスの99パーセントを占めるようになりました。

毎年13万トンの牡蠣が水揚げされるフランスは、ヨーロッパの中で1番目、世界では中国、日本、韓国に続き4番目になります。

この死滅率の原因は調査中です。水温の上昇がより細菌に弱い牡蠣にし、さらに有毒の海藻が現れたという仮説が立てられています。


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フランスには牡蠣好きが多いので、この問題は本当に深刻です。
今フランスで出まわっているもののほとんどが日本産の牡蠣だと言われています。しかしこのまま地球温暖化が進めば、日本の牡蠣にもいずれ危機が訪れる可能性もあります。

ちなみに果物の「柿」は、フランス語でも「kaki」です。


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子ども牡蠣の不安な大量死滅率。
Surmortalité très inquieétante des bébés huîtres
http://www.liberation.fr/actualite/societe/338262.FR.php

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2008年7月10日 (木)

カルフールとウォルマート

フランスのスーパーマーケットチェーンであるカルフール(Carrefour)は、世界中あちこちに店舗がある大手です。
そのカルフールを、同業者ウォルマート(WAL-MART)が買い取るかもしれないという噂が飛び交っているようです。

ウォルマートはアメリカの大手スーパーマーケットチェーンであり、最近停滞気味であるカルフールを安値で買い取ることでヨーロッパへの進出を狙っているものと推測されています。


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ちなみにカルフールは日本にもあります。
しかし既に日本でのカルフールの経営権をイオングループに売却しており、従って企業としてのカルフールは日本から撤退しているということになります。
日本の企業となった後でも、カルフールにはフランスの調味料や食材などが豊富に揃っています。


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ウォルマート、カルフールに襲いかかる?
Wal-Mart va-t-il croquer Carrefour ?
http://www.lefigaro.fr/societes-francaises/2008/07/09/04010-20080709ARTFIG00499-le-meilleur-moment-pour-attaquer-carrefour-.php

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2008年7月 9日 (水)

ヴァトーの絵画が発見される

18世紀のフランスを代表する画家の一人であるジャン=アントワーヌ・ヴァトー(Jean-Antoine Watteau、1684-1721)の絵画が、8日のロンドンのオークションで話題になりました。

彼の作品「La Surprise(驚き、不意打ちの意)」は1848年以来行方不明とされていたのですが、1500万ユーロ(約25億円)もの高値で買い取られたことが明らかになりました。
記録は、2000年12月13日のオークションで300万ユーロから始まっており、オークションを主催したクリスティーズによると、これまでのフランス人有名画家の作品の中で最高値を記録したということです。

「La Surprise」は何度も所有者がかわり、1770年から1848年の混乱期の間に行方がわからなくなってしまっていました。
昨年、英国にある別荘の一角に置かれ、他の作品を観に来た専門家によって発見されたのでした。


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ヴァトーは、ロココを代表する画家であり、貴婦人の衣装を美しく描き出しています。
とりわけドレスの襞を表現することに長けており、18世紀の衣装には「ヴァトー・プリーツ」という言葉も存在します。

「La Surprise」は160年もの間あちこちを彷徨っていたようですが、偶然とも言えるような形で発見されました。それこそが驚きです。


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160年行方不明だったヴァトーの作品、ロンドンのオークションで記録を破る。
Grande-Bretagne: un Watteau disparu depuis 160 ans bat un record d'encheres a Londres
http://fr.news.yahoo.com/afp/20080708/tcu-gb-art-encheres-0b4785e.html

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2008年7月 8日 (火)

クリスチャン・ラクロワとアルル

オートクチュールのデザイナーであるクリスチャン・ラクロワが、7日月曜にアルル国際写真フェスティバルの開催イベントに参加しました。この写真フォーラムは今回で39回目となり、7月8日から9月14日までアルルで催されます。

ラクロワ氏はこのフェスティバルの総指揮官であり、彼が招いたアーティスト達がさまざまな写真を発表します。
例えばジャン=クリスチャン・ブルカール(Jean-Christian Bourcart)は結婚式、グレゴリ・コルガノウ(Gregoire Korganow)はファッション・ショーの舞台裏、フランソワーズ・ウギエ(Francoise Huguier)はサンクトペテルブルグの団地をそれぞれテーマにしています。

その他にも、ファッションにまつわる展覧会などが予定されています。「クリスチャン・ラクロワ」のメゾンや、ショーの舞台裏の写真なども展示する予定です。

ラクロワ氏はアルル出身であり、「赤い糸がアルルと写真、そして私を結びつけてくれる」と語っています。


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アルルといえば、ビゼーが作曲した『アルルの女』やゴッホの絵画にも登場する跳ね橋がある南仏の都市として有名です。

クリスチャン・ラクロワはパリ・コレクションの常連で、毎回豪華なショーで魅せてくれます。
彼はアルル出身ということを誇りに思っており、アルルの衣装をもとにデザインした作品をショーで発表したこともあります。彼のデザインの多くに、アルルらしさが表れています。


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クリスチャン・ラクロワのアルル観。
Arles sous l'oeil de Christian Lacroix
http://culture.france2.fr/art-et-expositions/actu/44120472-fr.php

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2008年7月 7日 (月)

偽装チーズ

ヨーロッパで販売されているチーズに、偽装が発覚しました。
ここ2年もの間に、約11,000トンのチーズが傷んだり賞味期限切れになっていたにも関わらず「再利用」されていたのです。

金曜発行のレプブリカ紙に公表された世論調査によると、偽装元はイタリアにある企業で、不衛生な環境に置かれしかも傷んでいるチーズを「新しい」チーズに混ぜこんで「再利用」していました。

ここ2年の間に「再び手を加えられ」た11,000トンのチーズは、それを再利用していた4企業に約1,000万ユーロの売上をもたらしていました。


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ペットボトルのリサイクルはエコにつながりますが、食物の「リサイクル」は偽装とつながる傾向にあります。
このような事態を回避するためにも、
無駄をださない食生活及び食物の流通を心がけていきたいものです。


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新品として再販された、傷んだチーズ。
Du fromage avarié recyclé et vendu comme du frais
http://info.france2.fr/europe/44684322-fr.php

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2008年7月 4日 (金)

ファッションの戯れ

オートクチュールのコレクションが6月30日から7月3日まで開催されました。

ジョン・ガリアーノ手掛けるディオールは、1947年に旋風を巻き起こしたディオールの代表作品「ニュールック」を新解釈したデザインを発表しました。
カール・ラガーフェルドが手掛けるシャネルは、パイプオルガンから着想を得ているそうです。
クリスチャン・ラクロワのデザインは「虫の世界から」来ているようですが、それでいて「小宇宙を造ることを楽しんでいるわけではなく」、むしろ甲殻や「透き通った甲虫類の羽のようなもの」からひらめいてこのコレクションを楽しんでいるそうです。


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オートクチュールのショーにおいて、デザイナーたちは毎シーズン神話や過去の絵画、今回のクリスチャン・ラクロワのように「虫」など、さまざまなものから素材を見出しています。ディオールのジョン・ガリアーノは、かつて「日本」をショーのテーマにしたことがあります。来日した時に抱いた印象を表現したそうなのですが、舞妓さんが京都を歩いていると同時にヒップホップを好む若者がいる、という複合的な日本文化に衝撃を受けたとか。
デザイナーたちのひらめきの世界は、どこまでも広がります。


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パリ:2008-2009秋冬オートクチュール。
Paris: la haute couture automne-hiver 2008/2009
http://culture.france2.fr/mode/defiles-parisiens/43633320-fr.php

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2008年7月 3日 (木)

JAPAN EXPO開催

実はフランスは、日本に次いでマンガの消費量が多い国であります。
7月3日から6日まで、パリで「ジャパン・エクスポ」という日本のマンガイベントが開催されます。このイベントは1999年から始まり、今年で9年目になります。
イベントの内容は、日本のマンガやゲームの紹介を筆頭にコスプレ大会や日本の若者向けブランドのファッションショーなど、盛りだくさんです。
前年度のJAPAN EXPO 2007には3日間で約8万人が集まりました。今年も多くの人が集まることが予想されます。
訪問者は若者が多く、18歳未満は40%で、18から29歳は47%、30から40歳は4%です。


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フランスでは1980年代から90年代にかけて日本のアニメがテレビ放送されていました。日本独特の解釈によるストーリー展開や画風が人気を呼びました。しかし人気の理由はそれだけでなく、その世代に育ったフランス人の意見によると「アニメに登場する畳の部屋やちゃぶ台といった日本の暮らしが魅力的に移った」ということもあるようです。
新しい日本のサブカル文化と認識されているマンガやアニメは、同時に日本の思想や文化も表現するものでもあるようです。


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マンガファンのための、ジャパン・エクスポ。
Japan Expo pour les fans de mangas
http://culture.france2.fr/44582729-fr.php

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2008年7月 2日 (水)

ヴェルサイユ宮殿の門

ヴェルサイユ宮殿の門が2年がかりで復元されました。この門は18世紀末のフランス革命勃発時に消滅したものです。
門の幅は80メートル、15トンの純鉄製で、10万枚の金の葉で装飾されています。
中世から19世紀の西洋美術を専門とするサイト「La Tribune de l'art」はこの門の復元について「無用の門の復元には3,500万ユーロもの膨大な費用がかかっている」と批判的です。


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ヴェルサイユといえば、かつて一世を風靡した池田理代子さんの少女漫画『ベルサイユのばら』にも登場する、フランス王妃マリ・アントワネットが有名です。王妃は贅沢を好み、フランス宮廷が財政難に陥るほどの浪費家だったそうです。
今回復元されたヴェルサイユの門は黄金色に光り輝き、豪華絢爛な18世紀のロココの時代を想像させます。今も昔もヴェルサイユ宮殿は、贅沢な浪費を行う空間のようです。


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ヴェルサイユ宮殿の鉄門が論争を巻き起こす。
La grille Royale de Versailles fait débat
http://www.20minutes.fr/article/240379/Culture-La-grille-Royale-de-Versailles-fait-debat.php

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2008年7月 1日 (火)

イーベイ、LVMHに損害賠償

6月30日月曜、大手インターネットオークションサイトのイーベイ(eBay)が、フランスの高級ブランドグループLVMHの6ブランドに4,000万ユーロ(約66億6000万円)の支払いを命じられました。
転売や偽物に対する警戒をおろそかにしていたことによるものです。

イーベイ・フランスのディレクターであるアレクサンドル・ムネAlexandre Menais氏はこの判決を「けしからんことだ」としました。控訴院の判決がでるまではこれらの商品の販売を続ける姿勢のようです。「われわれはこの判決を訴える、したがって(商品の販売を続けるかどうかという問いへの)答えは「はい」だ」と氏は明言しています。


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かつては品質によって評価されていたブランド品は、今では「ブランド」という名前だけが一人歩きをするようになりました。
だからこそ、本物のふりをする偽ブランド品が生まれたわけです。

今日、さまざまな分野において偽装が繰り広げられています。
このような時代こそ、品質を見極める眼が必要ですね。


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LVMHに4,000万ユーロの賠償判決、イーベイは控訴及び販売続行。
Condamné à verser 40millions a LVMH,eBay fait appel et continuera ses ventes
http://tempsreel.nouvelobs.com/actualites/societe/20080630.OBS0689/condamne_a_verser_40_millions_a_lvmh_ebay_fait_appel_et.html

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