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2008年6月の21件の記事

2008年6月30日 (月)

カルカソンヌで負傷者

カルカソンヌで銃によって17人が負傷する事故がありました。
うち2人は軍人で15人は市民です。負傷者のうち、3歳の子供も含む幾人かは重傷です。
事件の原因は、「人質解放のための襲撃のデモンストレーション」を行った際に空弾ではなく実弾を使用してしまったことによるものでした。

フランソワ・フィヨン首相は日曜夜に「実弾で発砲してしまった原因を明らかにする」よう裁判所に要求しました。


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何故実弾が入っていたかは不明なのだそうです。
事前に徹底して確認する等この事故を未然に防ぐ手立てはあったのではないでしょうか。
負傷した方々の回復を願います。


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カルカソンヌ:兵舎で17人負傷。
Carcassonne : 17 blesses dans une caserne militaire
http://www.lefigaro.fr/actualite-france/2008/06/29/01016-20080629ARTFIG00172-carcassonne-blesses-dans-une-caserne-militaire.php

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2008年6月27日 (金)

2009春夏の男性ファッション

パリでプレタポルテ・コレクションが開催されます。

ステファノ・ピラーティが手掛けるイヴ・サンローランは「性別についての問いかけから出発し」、今回のコレクションは「両性具有性というテーマに基く」と説明しています。
男性と女性の中間に位置するような装いで、次のような問いが投げかけられました。「何が男性であることを示すのか?」「男性と女性の間には何があるのか?」

「衣服とは性別の曖昧さにまつわる作業だ」とサンローランのメゾンは説明しています。ステファノ・ピラーティは「男性の新しいコードを見出すこと」に努めるとしています。


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サンローランの代表作である「スモーキン」は、男性のものとされていたスーツを女性向きにした作品です。サンローランの男性と女性を巡る問いかけは根本的なものだったのでしょうか。
今回のコレクションには他にもジャン=ポール・ゴルチェや山本耀司なども参加します。


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2009年春夏の男性モード:ステージ上で性別が交錯する。
Mode masculine printemps-ete 2009: brouillage des genres sur les podiums
http://fr.news.yahoo.com/afp/20080626/tcu-mode-collections-hommes-prev-0b4785e.html

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2008年6月26日 (木)

夏のソルド

昨日6月25日の8時より83の県において、夏のソルド(バーゲン)が一斉に始まりました。修了は6週間後の8月2日か5日の予定です。
開始日程は場所によって異なり、7月初旬に始まる県もあります。

フランスのソルドは政府によって管理されているため、開始日程も定められており、それより早くソルドを行うことは禁じられています。
しかしDGCCRF(公正取引委員会、Direction géneérale de la concurrence, de la consommation et de la répression des fraudes)は、昨年夏のソルドにおいてフライングしてソルドを開始する違反の増加を指摘しています。
特にインターネット上で期間前にソルドを行う例が確認され、問題になっています。


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フランスのソルドは消費者に損のないようにきっちりと制定されています。
例えば30日前から店頭に並ぶ商品を対象とする、値札の書き換えはしない、最低でも30%の割引をする、等々。
もしもソルドが街中からインターネット上に移行してしまう場合、様々な問題が浮上しそうです。


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夏のソルド始まる。
Top départ des soldes d'été
http://info.france2.fr/france/44399240-fr.php

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2008年6月25日 (水)

モネの作品が高値で落札

印象派の画家クロード・モネ(1840‐1926)の絵画"Le Bassin aux Nymphéas"(『睡蓮の泉』)が、24日ロンドンでクリスティーズの競売にかけられ、4090万ポンド(約5170ユーロ、約86億8000万円)で落札されました。
この落札額は予想を大きく上回るものであり、これまでのモネ作品の中でも最高額を記録しました。

モネの有名な作品は連作『睡蓮』や『ラ・ジャポネーズ』、さらにはジヴェルニーに「水の庭」「花の庭」という美しい庭も造っています。
今回の"Le Bassin aux Nympheas"も連作『睡蓮』の中の一つです。


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モネは「光の画家」と評されており、柔らかな光を描くことのできる画家でした。
モネが描きだす作品は、今に至ってもなお穏やかな光を放ち続けています。

ちなみに『ラ・ジャポネーズ』のモデルはモネの妻であるカミーユ夫人です。夫人はこの作品の為に、和服を纏って金髪のかつらをかぶってモデルをつとめました。


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クリスティーズにて、モネの絵画が記録更新。
Nouveau record pour une toile de Monet chez Christie's
http://fr.news.yahoo.com/ap/20080624/tcu-gb-encheres-monet-record-45f4a08.html

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2008年6月24日 (火)

若者と飲酒

フランスでは、早いうちから誕生日や年末などの特別な夜にアルコールを嗜むことがあるようです。
若年層の飲酒はもう周縁的な現象ではなく、徐々により身近な心配事となってきています。多くの12‐13歳の子供が、アルコール中毒の被害者になっているのです。
「飲酒はコレージュに通う子供達を破滅に向かわせる深刻な振る舞いである」と専門家は警笛を鳴らします。

厚生担当のロズリーヌ・バシュロ大臣は、問題改善としてアルコール販売に関する規制の強化を計画しています。


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風邪をひいた時、日本では玉子酒を飲みます。ちなみにフランスではヴァン・ショー(砂糖を入れて温めたワイン)、ドイツではやはり温めたビールを飲むようです。

酒は「百薬の長」という言葉がありますが、
飲みすぎると毒薬になりますので、注意が必要です。


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アルコールは若者のもとで猛威をふるう。
L'alcool fait aussi des ravages chez les jeunes ados
http://www.lefigaro.fr/actualite-france/2008/06/23/01016-20080623ARTFIG00377-l-alcool-fait-aussi-des-ravages-chez-les-jeunes-ados.php

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2008年6月23日 (月)

アカデミー・フランセーズ会員にルファン氏

作家ジャン-クリストフ・ルファン氏が先週木曜、アカデミー・フランセーズの会員に選出されました。
セネガル大使でもあるルファン氏は"L'Abyssin"(『アビシニア』)を含む15ほどの作品を出版しています。最新作の"Le parfum d'Adam"(『アダムの香り』)は、「根本的な」環境学がテーマとなっているようです。
中でも『赤いブラジル』は2001年のゴンクール賞を受賞し、33万部を超える売上げを記録しました。


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17世紀に創立されたアカデミー・フランセーズ会員は民俗学者、医師、劇作家など様々な分野の専門家で構成されており、定員は40名と決まっているそうです。
過去の会員には、トクヴィル(政治思想家)、デュマ・フィス(作家)、クロード・レヴィ=ストロース(文化人類学者)、等々著名な方々が名を連ねます。


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ゴンクール賞受賞作家ルファン氏、大使そしてアカデミー・フランセーズ会員に。
Rufin, prix Goncourt, ambassadeur et académicien
http://culture.france2.fr/livres/actu/44271089-fr.php

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2008年6月20日 (金)

モスク対抗バスケットボールトーナメントの前に

エソンヌ県のヴィニューにて、女性たちだけのモスク対抗バスケットボールトーナメントの開催が予定されています。
しかしこのトーナメントが男子禁制であるということが問題になり、19日の木曜に論争が勃発しました。
ACMV(ヴィニューイスラム教徒文化協会、L'Association Culturelles des Musulmans de Vigneux)は、6月29日に市長に競技場を使わせてほしいと依頼しましたが、その際に男子禁制であることは知らせていなかったようです。ACMVはこれを連絡の手違いであるとしています。
また、スポーツ担当政務次官ベルナール・ラポルトは現地へ赴くことを決定しました。


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競技としての意義に加え、このトーナメントはCBSP(パレスチナ人慈善・支援団体、Comité de bienfaisance et des secours des Palestiniens)の資金を集めることもできるのです。
それ故このトーナメントをとりやめるかどうかということは経済的な面にも影響を及ぼすものです。


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世俗性(非宗教性):少女たちだけのモスク対抗バスケットボールトーナメントについての白熱した論争。
Laïcité:vive polémique autour d'un tournoi de basket intermosquées reservé aux filles
http://tempsreel.nouvelobs.com/actualites/societe/20080619.OBS9255/laicite__vive_polemique_autour_dun_tournoi_de_basket_in.html

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2008年6月19日 (木)

離婚家庭における子供

Insee(国立統計経済研究所、Institut National de la Statistique et des Etudes Economiques)が、離婚家庭の子供についての調査を実施しました。
それによると、父親が管理職である場合には13%の、そして父親が労働者あるいは肩書きを持たないサラリーマンである場合には約半数の子供が、成人してもなお自分の父親に会ったことがないということです。

この調査はInseeとIned(国立人口統計学研究所、Institut National d'Etudes Démographiques)によって2005年秋に18から79歳の10,079人を対象に実施され、特に質素な生活を送る父親は自分の子供との関係を保つのに困難を抱えていることが明らかになりました。

父親同様、母親の社会的環境も影響しますが、それはより少ないものです。キャリアのある母親の子供のうち78%が少なくとも月に一度は母親と会っており、母親が専業主婦であった場合は61%です。


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統計学とは物事を客観的に分析することができる学問です。
今回の調査において数値で示された結果は顕著であり一種の規則性が表れていますが、親と子の間には数値では表しきれない関係や事情があるものだと思います。


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離婚:父親にほとんど会ったことがない成人した子供たち、特に質素な生活において。
Divorce: les enfants majeurs voient peu leur pere, surtout dans les milieux modestes
http://fr.news.yahoo.com/afp/20080618/tfr-social-famille-enfance-divorce-prev-b7b6525.html

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2008年6月18日 (水)

赤鮪について

Michel Barnier氏は火曜、赤マグロ漁業についての審議を付託する意向を通知しました。嘆願書の内容は、早々に大部分のマグロ漁業を閉鎖することについてです。

地中海マグロ漁船組合(Le Syndicat des thoniers méditerranéens、STM)は36のフランスのマグロ漁船のうちの24が参加しており、月曜にEUが漁獲の禁止を決定したにも関わらず、火曜にマルセイユにてマグロの漁獲を呼びかけました。
その一方でフランスの最も重要な12のマグロ漁船によって組織されているSathoanは火曜、ヨーロッパ委員会が決定した地中海の赤マグロ漁業の閉鎖に賛成しました。


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赤マグロは寿司ネタとして欠かせない食材ですので、この問題は日本にとっても深刻です。
最近はマグロの代わりとして「赤マンボウ」に注目が集まっているようです。赤身で味もマグロに似ているとして、既にネギトロ等に使用されているとか。
そう聞くと赤マンボウは単なるマグロの代替物として扱われているようですが、以前から刺身などで食されているものです。
ちなみにマンボウではないそうです。


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赤マグロ:パリ、EUに審議を付託。
Thon rouge: Paris saisit les ministres de l'UE
http://info.france2.fr/europe/44034872-fr.php

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2008年6月17日 (火)

新惑星の発見

フランス-スイスの天文学者チームが月曜にナントにて3つの惑星を発見したことを発表しました。これらの惑星は地球に非常に近く、42光年しか離れていません。
スイスの天文学者ミシェル・マイヨール氏によると、3惑星のうち1つ目は、かじき座(旗魚座、Doradus)と画架座(Pictor)の間に位置しており表面温度は約1500度らしく、生物が存在している可能性はないそうです。
なお1995年から現在まで、270以上の惑星が発見されています。


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「星の数ほど」という言葉があることからもわかるように既に多くの惑星が確認されていますが、今もなお惑星の発見が続いています。宇宙の広大さ、星の数ほどある星の存在を感じます。

余談ですが、地球の夕焼けは空が赤く染まりますが、火星の夕焼けは青く染まるそうです。


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惑星、発見。
Découverte d'exoplanètes
http://info.france2.fr/europe/44129801-fr.php

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2008年6月16日 (月)

バカロレア開始

いよいよバカロレアが始まりました。
バカロレアとはフランスの大学入学資格試験のことで、これに合格しなければフランスでは大学に入学することができません。日本では希望する大学を選択し入学試験を受けますが、フランスでは大学入学資格をまず取得することから始まります。バカロレア資格があれば希望する大学への入学が可能です。

初日は哲学の試験から始まります。受験者数は約50万人です。
今年度の受験者は約62万人(一般分野53%、工業分野27%、専門分野20%)で、最年少は13歳、最年長は63歳と半年だそうです。


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バカロレアは難しいという話をよく耳にします。
その為フランス人の高校生達は、この時期猛勉強して合格を目指します。
受験者達の努力が報われますように。


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バカロレア開始:約50万人の受験者が哲学試験に臨む。
Coup d'envoi du bac: pres de 500.000 candidats entament les épreuves par la philo
http://fr.news.yahoo.com/afp/20080616/tfr-education-baccalaureat-f56f567.html

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2008年6月13日 (金)

エコメトロ

RATP(パリ市交通公団:Régie Autonome des Transports Parisiens )により、
今週火曜、新しいメトロがお目見得しました。

これまでの70年代来の旧車両に代わり、まずは3車線をこの新しいメトロ「MF 2000」が走行することになります。2番線(Nation/Porte Dauphine)、5番線(Place d'Italie/Bobigny)、9番線(Pont de Sèvres/Mairie de Montreuil)です。
段階的な走行はすでに始まっています。まず水曜朝より2番線で走行を開始しており、次の導入は来週以降の予定です。

明るい色調とエコロジーなつくりであることが特徴です。
内装については、座席は従来の合成皮革製の座席に代わり鮮やかな布地製になり、幅も45㎝から49㎝に広がりました。照明もより穏やかになりました。
また、取っ手を回して自分で開ける方式だったドアも、自動ドアが採用されています。
さらに、低コストでより少ない燃料での「冷却換気」システムにより車内は涼しく保たれ、走行音もより静かになりました。

結果、70年代製のメトロと比べ30%のエネルギー削減につながりました。


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今後どんどんこの新しいメトロに代わっていくことでしょう。
70年代製の車両も趣があり、取っ手を回してがちゃんと開けるシステムも好ましく感じていたので少し寂しい気持ちもありますが、
静かで環境にもより優しくなったMF2000がこれからどんなメトロの歴史を走ってくれるのか、楽しみです。


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カラフルでフレッシュでエコな新しいメトロ。
Un nouveau métro à Paris plus coloré, plus aéré et plus écolo
http://fr.news.yahoo.com/afp/20080610/tsc-transport-rail-idf-ratp-prev-c2ff8aa.html

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2008年6月12日 (木)

日刊紙の休日

本日の6月12日木曜、キオスクに仏国内の日刊紙が並びませんでした。原因は書籍関係労働者のストライキで、NMPP(新パリ刊行物取次会社:Nouvelles Messageries de la presse parisienne)の再組織計画を告発することが目的です。

NMPPは26のフランス日刊紙、70の他国日刊紙、2,700のフランス雑誌、900の他国雑誌を配達しており、この部門においてほぼ完全に独占状態と言えます。

NMPPの責任者はこの計画について、350のポスト削減は一切の保証なしの解雇ではなく、240の定年前退職及び110の再就業斡旋であると説明しています。

フランス語の刊行物はインターネットと無料日刊紙の普及により危機的状況にあります。NMPPが提案した削減計画は、大手日刊紙に打撃を与えるものとなりそうです。


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この問題は解雇や失業といった就業問題や環境問題、
そして氾濫する情報に飲み込まれ本当に大切なものが目に見えない状態に陥っている我々について等、多方面から考えることができそうです。


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仏国内日刊紙、キオスクに並ばず。
Les quotidiens nationaux absents des kiosques
http://fr.news.yahoo.com/rtrs/20080612/tts-france-presse-ca02f96.html

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2008年6月11日 (水)

潔癖夫人の国

本日はトップニュースというわけではありませんが、気になった記事をご紹介します。

株式会社ライオンが実施した世論調査によると、
1032人のうち60パーセントの日本人女性が、「夫の靴下の臭いが我慢できない、他の洗濯物と一緒に洗うのは我慢できない」ということを認め、分別洗濯をしているそうです。この調査結果が、フランスのリベラシオン紙にとりあげられました。

リベラシオン紙は、「もしこれを徹底した良識とするならば、靴下が臭うのは日本人男性だけでないことは明らかだ。問題は、分別洗濯をすることが家事の環境汚染に大きく影響するというところにある。」と評しています。
この世論調査を実施した株式会社ライオンも、分別洗濯は手間がかかる上に環境にも良くないと指摘しています。

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日本女性の潔癖ぶりに、リベラシオン紙は「これは驚きの結果だ」しています。フランス的感覚からすると、このような潔癖性は信じ難いものなのでしょう。
10日に日本で実施されたばかりである夫の洗濯物についての世論調査が、翌日にはもうフランスの新聞で話題にされていることに驚きました。

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日本の潔癖夫人。
Madame Propre au Japon
http://www.liberation.fr/actualite/monde/331241.FR.php

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2008年6月10日 (火)

レ・ブルー、UEFA欧州選手権第1戦

テニスに続きまして、サッカーです。

2008年のUEFA欧州選手権(UEFA European Football Championship、以下「ユーロ2008」)のC組は9日に第1戦を迎え、フランスはルーマニアと対戦しました。結果は、0-0の引き分けです。ルーマニアの鉄壁ディフェンスを崩すことはできなかったようです。

フランスチームはそのユニフォームの色から「レ・ブルー(青)」と呼ばれます。今年のユニフォームもやはり青色で靴下も同色、肩や靴下上部に白や赤のラインが入っていてトリコロールになっています。

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ホーム戦では青色のユニフォームを着用するレ・ブルーですが、過去にアウェー戦で赤色のユニフォームを着用したことがあります。それについてかなり大きな論争が巻き起こりました。
ユニフォームの色は、相手チームと区別するためだけではなく時には国民性を表現する役割も果たしているようで、非常に重要な意味を持っているのです。
サッカー観戦の際は、ぜひユニフォームにも注目してみて下さい。

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レ・ブルー、息切れの幕開け。
Le debut poussif des Bleus
http://www.lefigaro.fr/euro2008/2008/06/09/02012-20080609ARTFIG00616-le-debut-poussif-des-bleus.php

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2008年6月 9日 (月)

ラファエル・ナダルが4連覇

フランスでは、毎年5月末から6月初めにかけてローラン・ギャロ(ローラン・ギャロス)というテニスの大会が催されます。テニスの4大大会のうちの一つです。

今年は8日の日曜に男子シングルスの決勝戦が行われ、スペインのラファエル・ナダル選手がロジャー・フェデラー選手を破り優勝しました。6-1、6-3、6-0のストレート勝ちで、ナダル選手は今大会で4連覇を達成しました。本大会で4連覇を達成したのは、1978~81年のボルグ選手以来27年振りのことです。

ちなみに女子シングルスでは、セルビアのアナ・イワノビッチ選手が優勝しました。

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この大会については新聞各紙でも連日とりあげられ、注目の的でした。
スポーツは本当に何が起こるかわからず、シナリオのない(筈の)ドラマが繰り広げられます。
日本でも男子バレーボールが北京オリンピック出場を果たしました。じめじめした梅雨の日本に、爽快な空気を吹き込んでくれたような気がします。

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テニス:ラファエル・ナダルがローラン・ギャロで4連覇を果たしボルグに並ぶ。
Tennis: Rafael Nadal remporte Roland-Garros pour la 4e fois de suite et egale Borg
http://fr.news.yahoo.com/afp/20080608/tts-tennis-roland-2008-cr-prev-6d6e476.html

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2008年6月 6日 (金)

イヴ・サンローラン、最期の別れ

2008年6月1日に71歳で生涯を終えたモード界の巨匠、イヴ・サンローランの葬儀が執り行われました。

最期の別れを伝えに、多くの人が参列しました。仏大統領ニコラ・サルコジとカルラ夫人の他、ジョン・ガリアーノ(Dior)、ジャン-ポール・ゴルチェ、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ソニアとナタリー・リキエル等、クチュリエも多く参列しています。

黒づくめに着飾った参列者たちがサン-ロック教会に午後一番に駆けつけ、広場は薔薇、百合、ジャスミンの白い花束で覆われました。

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昨日に続く余談ですが、黒い喪服を初めて着たのも、イギリスのヴィクトリア女王であったという説があります。
この葬儀には、本当に多くのイヴ・サンローランを慕う人々が集まりました。
彼へのオマージュとして、多くの女性が「スモーキン※」を着ていたそうです。この葬儀は、イヴ・サンローランの最期のショーと言えるかも知れません。
「イヴ・サンローラン」の歴史の糸はこれからも、そのデザインを愛する人々によって紡ぎつづけられていくことでしょう。

※スモーキンsmoking:1966年に発表されたイヴ・サンローランの代表作品。男性の服装であるスモーキング・タキシードを女性向けにしたもの。

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モードの名士、イヴ・サンローランに最期の別れ。
Dernier adieu du gotha de la mode a Yves Saint Laurent
http://fr.news.yahoo.com/rtrs/20080605/tts-france-saint-laurent-obseques-ca02f96.html

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2008年6月 5日 (木)

取り消された結婚

フランスのリールで、ある一つの結婚が無効とされました。
新郎側が結婚の取り消しを裁判所に申し出たからであり、その理由は「花嫁が純潔でなかったから」です。
新郎新婦は共にイスラム教徒であり、結婚するまでは純潔であると主張していた花嫁が、結婚した後に実はそうではなかったということを告白したのです。
裁判所はこの結婚を無効にする判決を下しました。
この判決に対して批判が集まっています。

仏大統領の代弁者であるラシダ・ダチは、「リールの裁判所によって無効になった結婚は白熱した社会的論争を引き起こしました。この個人的な問題は、2人の男女間だけではなく、フランス国民全体の、とりわけ女性の問題なのです。」と指摘しています。

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余談ですが結婚式に花嫁が純白のウエディングドレスを着る慣わしは、イギリスのヴィクトリア女王から始まったという説が有力です。他にも諸説ありますが、やはりヨーロッパが発祥のようです。

純潔であるかどうかはイスラム教徒にとって重要である上に、嘘をつかれていたということも関係が壊れる原因の一つとなったのかもしれません。
しかし嘘をつかざるを得ない状況に追い込まれた花嫁は、非常に心苦しい立場であったことが想像されます。

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「純潔でない」として取り消された結婚。
Mariage annule pour "non virginite"
http://tempsreel.nouvelobs.com/actualites/societe/20080602.OBS6619/mariage_annule_pour_non_virginite__le_parquet_va_faire_.html

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2008年6月 4日 (水)

ブリジット・バルドーに罰金

フランスの元女優ブリジット・バルドーが、15,000ユーロ(約242万円)の罰金の支払いを命じられました。

「BB(ベベ)」ことブリジット・バルドーは、女優時代は「小悪魔」と形容され、ヌーヴェル・ヴァーグの映画作品などで活躍していました。
現在は動物愛護運動を精力的に行っていることで有名です。

今回の罰金の原因は、イスラム教徒が祭事に動物を殺すことについてブリジット・バルドーが激しく批判したことによります。
人種差別を煽るものであるとして罰せられることになりました。

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彼女は以前から動物愛護運動の観点から批判文を発表するなどして抗議を続けているようで、それにより処罰されることも今回が初めてではありません。

今回においては、動物を護りたいという思いがイスラム教徒に不快な思いをさせてしまうという結果になってしまいました。
何かを護れば、何かが護れない状況が生まれます。いつか歩み寄れる日はやってくるのでしょうか。

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ブリジット・バルドーに15,000ユーロの罰金。
Brigitte Bardot condamee a 15.000 euros d'amande
http://tempsreel.nouvelobs.com/actualites/people/20080603.OBS6907/brigitte_bardot_condamnee_a_15.000_euros_damende.html

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2008年6月 3日 (火)

電車とバスの踏切事故、子供が犠牲に

オート-サヴォワ県にて、TER(ローカル線急行電車:train express regional)と通学バスが踏み切りで衝突事故を起こし、それにより7人の子供が死亡し、3人が重傷を負いました。
他にも自動車内で22人、電車内でも軽傷者がいます。

フランソワ・フィヨン仏首相は、「運転責任者に問題があり、また我が国においては踏切が多すぎるし、その安全性にも問題がある」「踏切の廃止を促進すべきだ。難題の為、長期にわたるだろう。」と語っています。

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5月は特に気の緩みがちな月です。加えて日本は梅雨に入り始め、空は薄暗く道は滑りやすくなります。気持ちを引き締めて、事故が起こることのないように自己管理をきっちりしておきたいものです。

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オート-サヴォワ県にて、電車とバスの衝突で子供7人が犠牲に。
Sept enfants tues dans une collision train/bus en Haute-Savoie
http://fr.news.yahoo.com/rtrs/20080602/tts-france-accident2-ca02f96.html

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2008年6月 2日 (月)

イヴ・サンローラン氏、死去

オート・クチュールのデザイナーとして名高いイヴ・サンローラン氏が、6月1日夜にパリで他界しました。

イヴ・サンローラン氏は、1936年8月1日に当時仏領だったアルジェリアで生まれ、後にクリスチャン・ディオールの主任デザイナーを経て、1962年に自身の「イヴ・サンローラン」を設立します。2002年に引退しますが、「シャネル」のデザイナーであり同期のカール・ラガーフェルド氏等と共に20世紀ファッションを先導する存在であり、まさにファッション界の巨匠でありました。

ニコラ・サルコジ仏大統領は「モード界の最も偉大な人物の一人であり、オート・クチュールを世界中にしらしめた第一人者」であるイヴ・サンローラン氏に「深い敬意」を表すとしています。
またフランソワ・フィヨン仏首相も「オート・クチュールの歴史に深くその名を刻み」、「フランスの威光に大きく貢献」した「天才クチュリエ」であると、言葉を寄せています。

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オート・クチュールの歴史を辿ると、19世紀後半まで遡ります。その長い歴史の中に、イヴ・サンローラン氏が生みだしたデザインはこれからも永く生き続けることでしょう。

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イヴ・サンローラン氏、死去。
http://tempsreel.nouvelobs.com/depeches/people/20080602.FAP7268/yves_saint_laurent_est_mort.html

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